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山桜のもつ「品」とは何か考えてみた。

山桜のもつ「品(ひん)」とは、何だろうと考えてみました。「品(ひん)」とは、品のある人などと人に対してよく使う言葉ですが、モノにも使うことがあります。

「品」派手さはないけれど、地味さもない。気品のようなものが感じられる質の良い「美しい」ものに対してそう感じています。山桜の木肌が滑らかで優しい印象をもち、色もゆっくりと変わっていくさまがそう感じさせているのでしょうか。山桜の色、それはオイルを塗る前、桜の花の色を感じるところがあります。家具になって、手入れを丁寧にしていると、すべすべした感触が保て、とても気持ち良いのです。硬すぎることもなく、柔らかすぎることもない木の硬さが手に心地よい。それも品の一種なのでしょうか。「桜」に対して感じる日本人独特の感性が、潜在的な意識の中にあるからだとも思うのですが。清楚で優しく心地の良さを五感で感じれるところが「品」として私自身好きな材料になっているのかな… だけど結局のところ、山桜のもつ「品」について、より深く考えていくよりも、それを失うようなデザインをしてしまうと元も子もないんだろうと思います。

もうすぐ仕上がります。丁寧な仕事で質の良いものができあがることも、その山桜の品を保つ大切なことだと確信しています。手仕事ならではの品のあるモノとなってほしい。そうなってほしいから、一日一日かわらず丁寧な仕事を心がけています。