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KitoBitoのモノ作り


一番初めの作業はこの作業場を建てるため、山から木を伐り出すところからはじまった。夏は暑く冬は寒い。主に手作業をする場所です。


本物を見る目を養うことが、ものづくりの根本となっています。

まだKitoBitoが米戸家具工房と言っていたころのこと。民芸の器なども販売していたカレー屋さんで仕事をすると、いただいた代金をそのままそのお店で器につぎこんできていました。生活もまだ苦しい頃の話です。それでもいつもそこに出入りをしていると、自然と目が肥えてくるのです。店主が作り手の話をしてくれたり、会わせていただく機会があるとその作り手からもいろんな話を聞かせてくれたりしていました。

 

そうしていくなか、自分の好みや新しい発見があり、毎日の生活でそうした器で食事ができた時の使い手としての満足感を日々味わうことができていました。 生活も苦しくても、そうしたことでの気持ちの上での満足感はきっと将来の自分にとっては肥やしとなってくるのだろうという自信もあったのです。だから民芸の器との出会いは、ものづくりの根本の位置を占めているのだと思います。 

 

その根本とは… 使い手としての満足感を味わったことで、この満足感を私たちのお客様へフィードバックしなければならないという使命です。 


製作途中にも、入念な打ち合わせや確認をしていきます。

 

図面上では見いだせないことや、新しいアイディア、新しいデザインなど、製作途中に生れ出てくることも多々あります。

 

小さな工房での『ものづくり』の良さは、そういった臨機応変に良いと思う方へ進めることが出来る事だと思っています。


愛着あるものになって欲しい。

無垢できちんと丁寧に作った家具は、いつまでも使い続ける事が出来る事との思いで、私たちはものづくりを行っています。使い手に手渡した時から育てていってもらえることができるのが、無垢の家具の良さでもあるのです。経年変化で木の色が深みを増し、傷は味となるのです。使い手自身で、家具にオイルを時に含ませてあげたり、乾拭きをしたりして、育ててあげてください。

 

大切に育ててもらうためには、いつまで使っていても、飽きることのないデザインにしなければいけない事も感じています。デザインしすぎず、愛着あるものになって欲しい。そんなバランスの中、作り続けています。

 


いつも見ている風景をフォトグラファーの目を通すと、完全に違ったものに見えてくる。 

 

 

 

機械場の入り口。

 

 

 

手作業場と機械場の二つの小さな建物の中で、KitoBitoの製品は生まれてきています。 


手でふれた時の満足感。見た時、使いながらの心地よさ。月日が過ぎて美しく育った木のキッチンや家具の愛おしさ。

 

使い手の心を満たすお手伝いすること,愛おしく思えるキッチンを望む使い手の夢をかなえること、使い手の幸せが私たちの幸せへつながりを感じます。


左上:削り台 カンナをかけるときに、使うしっかりした台です。

右下:新しい製作方法をわかりやすくべニアに書き、みんなで共有します。


道草をしながら…

ひとりひとり、またはご家族で話をゆっくりとして、時には道草もしながら、その重大な道草を楽しみながら十人十色のキッチンや家具の骨格ができあがっていきます。細かいところは、その後のメールやお電話でも打ち合わせをしていきます。

 

時には、私たちの提案にお任せしていただけることもあるのですが、その時も色々な思いなどを教えて頂いています。

 

打ち合わせというおしゃべりの道草の中で、色々なヒントが隠されているので、それを私たちは大切にしています。

 


手作業を進める場所。

窓からは、狭いながら緑あふれる庭の景色が見えます。

一生懸命作業していて、ふと目を外にやった時に木々が見えるとホッとします。


KitoBitoらしさを求めて

私たちの仕事が常に私たちが満足できるものか問いかけています。

 

KitoBitoらしいデザインができたか。

KitoBitoらしい材料取りができたか。

KitoBitoらしい組み方ができたか。

KitoBitoらしい仕上げ方ができたか。

 

私たち自身が満足するモノづくりが

私たちらしいモノづくりへとなる。

これを常に問い続けなければならない。

 


 1978年生まれの自動鉋

 

 

木の厚みを決める機械です。

 

大切に使うので頑張っていい仕事をしてほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 


今までも、これからも。

新しい風を感じて、ここに咲く花を愛でていこう。それが進むべき道。


何百年もたった材料を使う時は、その命を無駄にしないように気を引き締めて作業を進めます。

 

 

新しい命を吹き込み、育った時と同じ時間、使ってもらえるものを作っていくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 


                                    photo :  Yoko Inoue