山桜ラウンドテーブル2018

今回作った山桜のラウンドテーブルは、外周を優しめだけどほんの少しシャープにしています。脚の面もそれに合わせて、優しめだけどほんの少しシャープにしました。シャープと言いつつ、山桜の持つ優しさを損なわせたくはないので、ほどほどにしています。以前作った山桜のラウンドテーブルは、丸みを帯びさせたのに比較すると、シャープかなと思わせてくれます。

大きさは、直径102㎝、高さ70㎝です。オーダーなので、大きさは自由。微妙なところを突いてくるオーダーも面白いです。少しの差をどんなところで感じ取ったのか、本当は一緒に感じてみたいところ。今回は遠方からの注文だったので、送ったのでそれを体感できなかったところが心残りとなりました。

シャープに外周をすることもできるのですが、何度も言うように山桜の良さを残したかったので、この程度に収めています。

感じ取ってください、山桜の色を。

写真を撮った時の光の具合で、実際より濃い色に移っていますが、経年変化を重ねると、このような色合いになってきます。

感じ取ってください、木肌を。

写真では伝えきれないのですが、山桜の優しくすべすべの木肌が好きです。山桜特有の色合いは育った環境で違います。そのためそれぞれの個性が感じられる魅力的な材料です。

優しさを残した外周。

脚も優しさを残しています。


無垢の木のテーブルを育ててください。

無垢の木を使用しますので、天板の色合いや木目は、育った環境により、ひとつひとつ違いがあります。それが個性となり、自分だけのものになります。定期的に、お手入れをしてあげることにより、しっとりと良い色へと年々変化してきます。また汚れや水にも強くしてあげれます。多少なりとも入った傷は、年月が経つにつれ、よい味へと変化してきます。お手入れをしてあげて、大切に育ててください。