ウォールナットとタイルのカウンターキッチン

キッチンの打ち合わせに伺ったときに、ご主人が自分で作ったリビング前のウッドデッキやプロジェクターが天井から降りてくる装置など、工夫を重ねて自分で色々と作るのが楽しいんだと説明をしてくださりました。となりでは、奥様が「そうそう、キッチンで使わなくなった吊戸棚を利用しているのよね!」と、キラキラとした目で嬉しそうに相槌をうっていました。リフォームして、今まで以上に家族での時間を楽しみ、リラックスした家での時間をもつことを心待ちにしているご夫婦でした。

家時間・うちご飯が楽しい

キッチンの材料は、ウォールナット材、人造大理石、キッチンパネル、そしてタイル。壁面のシンクカウンターとアイランドのコンロカウンター、それに普通のテーブルの高さのカウンター、手元を隠すくらいの高さの壁面。カウンター部分が伸びるのは片方だけのシンメトリー。これらを組み合わせ、複雑に見せないすっきりと収まったキッチンに仕上がりました。

タイルを入れて明るい印象に

最初はウォールナットで製作をしようと考えていたアイランドキッチンのリビング側壁面は、キッチン自体を暗い印象にしないために、タイル仕上げを提案すると、それもいいんじゃないかという事に。設計士の大瀧さんと施主のご夫婦で一緒に選んでいただいた小さめにタイルは、部屋の印象を明るくするだけでなくウォールナットの良さを強調させてくれるピッタリの色合いでした。実は私たちの作るキッチン自体にタイルを使ったのは初めてだったと思います。タイルの施工は工務店さんにお願いをして綿密な打ち合わせをしました。そのおかげで、収まり具合も素晴らしくよくでき、リビング側から見た時も明るいなかに落ち着いた印象のキッチンができ上りました。

IHコンロ横には鉄板を

打ち合わせの時にご主人が、美味しいお肉を手に入れて焼くのが楽しいということが話に上ったので、IHコンロの横にが美味しいお肉を焼くためのMieleの鉄板もつけることにしました。(注:Mieleの鉄板は現在販売されていません)キッチンとカウンターは、手元を隠すために少しだけ立ち上げています。会話をしたりお皿を渡したりするには高すぎず、カウンターに座っても圧迫感のない高さを何度も検証して得た高さにしました。

グリル無しのIHのおかげで収納部分がすっきりとしました。鍋類のための深い引き出しも2段確保することができました。炊飯器用の引き出しもあります。

メイン材は質の良いウォールナット

メインの材料となるウォールナットは、質の良い材料を選びました。ウォールナット材自体にもランクがあったり、製材会社によっても、随分と差があります。今回は、以前も使用した信頼のおけるところから仕入れた材料を使いました。ボリュームのあるキッチンでしたので、統一感のあるこのウォールナットを使いたかったのです。

シンクカウンターにも幅広の引き出しを程よい高さでしつらえました。普段使いのお皿やコップがしっかりと収納できます。食器洗い機にも同じ材料を使っています。

内引き出しを利用して、外見は引き出しの数を減らして見た目をすっきりしながら、カトラリー類をたくさん収納ができるようにしました。せっかくだから、気持ちの良いほうがいいので、内引き出しもウォールナットで。ご希望は、幅の広い引出でした。「ひとつ開けたら、いっぺんに見えるでしょう!それがいいの。」

バットや普段使いではないまな板など深さのないものを収納できる引き出しは、ステンレスパイプで底をつくっています。まな板を置く場合は、ベタッと底板につかないほうが清潔に収納できます。

下の写真の引手だけ他と違うのは、これがタオル掛けだからです。他の引手とは一つだけデザインが違います。いつもはアイアン風のタオル掛けをつかっていますが、シルバーの引手に合わせて選びました。少し太めですがすっきりとしたデザインです。長さの種類も沢山あります。実は、今回初めて使ってみて気に入ったので、他のお客様にも提案していきたいと思います。実はここが食器洗い機なんです。

このキッチンの思い出にあるのは、実は…いつもポジティブに考え生き生きとしている奥様のお顔です。いつも家族の健康を考えた食事をつくり、さらにメンタル的にも家族の支えとなっているんだと思います。前向きな考え方で何事にも取り組み、明るくてキラキラとしたお顔を見るだけで、よし!今日も一日がんばるぞ!っと思わせててくれる方なのです。
打ち合わせのたびに、私たちも元気をもらってきていました。今回のリフォームでキラキラ度が倍増したような気もします。私たちはお客様に恵まれているんだなと今回も思わせてくれた仕事でした。キッチン写真の掲載をお願いした際に、奥様にとって自慢のキッチンだと教えてくださりました。何よりも嬉しかった言葉です。ありがとうございました。

KitoBitoでは、施主の方や設計士の方、工務店さんとのじっくり打ち合わせを重ね、自分だけのオリジナルキッチンの提案、製作をしています。今回も、最初は実際にKitoBitoに来ていただきご希望をお聞きして、その後、伺ったりメールや電話でのやり取りをして、このようなキッチンを作り上げました。
施主の方のご希望はもちろんの事、設計士の方や工務店さんとの打ち合わせをすることで、お部屋全体の雰囲気にあったキッチン作りを心がけています。このキッチンも、使い手となる施主のご夫婦に大変喜んでいただくことができ、心から関係者の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。