黒皮鉄のキッチンを楽しむ

2010年に製作したキッチンです。お客様から黒皮鉄の扉を使ったキッチンが欲しいと言われました。2019年の今でこそ、鉄と木の家具は人気の商品ですが、その頃は、見たこともなかったので、そんなの大丈夫なんだろうか?と不安でした。百聞は一見に如かず。お友達の家で見たことがあるというお客様の声に従い、拝見しに伺うと、これはすごくかっこいい!と印象がガラッと変わってしったのを思い出します。

扉と引出しの引手は、黒皮鉄で。それなら、コンロ前の壁も鉄にしてしまいましょうということに。全体的には、無垢の木の部分が多いかったからか、鉄を使った割には少し優しめのキッチンに仕上がりました。このころは、ロシア産のオーク材がまだ使えたため、目の細かい材料がこれほど贅沢に使うことができました。

シンクカウンターは、私たちのKazeのなかでも一番シンプルにしたものです。シンクは、こだわりの手板金シンクです。

横長いキッチンダイニングに合わせて収納とテーブルを配置。家族が一日の中で一番長く過ごす場所となりそうです。

テーブルとシンクカウンターの方だけを見ると、ナチュラルな無垢のキッチン・テーブルのイメージに変わりそうです。

少し変わった形のキッチンカウンター