カウンターキッチンで家族の距離が近くなる
コーヒーが大好きなご夫婦のために、ハンドドリップで淹れるためのコーナーがあるキッチンのできあがりです。美味しいコーヒー豆をミルでひき、沸かしたてのお湯をハンドドリップでゆっくり淹れる一連の作業がここでできます。コーヒーの味、香りが心を落ち着かせてくれる大切な時間となるのです。
初めて来ていただき、色々な話をしながらkaoruさんのご家族について知ったこと。それは新居での週末の楽しみでした。ご夫婦でゆっくりと家飲みができること。いつもは忙しいけれど、家族でゆっくり美味しいモノをいただく時間を大切にしたい。そんな時はカウンターに座って、なんていいよなぁ。そうしたら、カウンターはシンクもあるのでステンレスがいいけど、木だったらいいよなぁ。みんなでワイワイと打ち合わせをしながら、思いを描いていきました。手元を隠すより、家族の距離感が近いほうがいい。そういった思いも感じ、天板はステンレスと木の部分に分け、高さの差はつけない。という事に決まりました。
コーヒーコーナーの棚は、リビングキッチンのインテリアに。
お気に入りのカップやグラス、コーヒーのミル、CHEMEX(ケメックス)のコーヒードリッパー、そして保存容器に入ったマーマレードまでもこのリビングキッチンの空間には大切なインテリアになる要素。ちょっとした棚は主張しすぎず、さりげなくお気に入りのモノを飾れます。
キッチンのカウンターテーブル
ほんの少しの木のカウンターがあるだけで、ステンレスの天板も柔らかく優しく感じられます。これなら、ここでも過ごしたいですね。ステンレス天板は、マットになるバイブレーション仕上げにしました。
椅子の布は、同じトーンで色違い。
椅子に張る布を選ぶとき、一人ひとり家族で好きな色が違ったり、一つに絞り切れませんでした。それぞれが好きな色を選ぶと…色は違うのですが、トーンが揃いみんなで笑顔に。とても感じよく楽しい椅子になりました。