キッチンの計画を立てるとき自分にはどのタイプが合っているのか悩みますね。
キッチンは落ち着く場所、みんなで楽しむ場所、作業に没頭する場所
皆さんがキッチンに求めることは十人十色なのではないでしょうか。
私はパンを焼くことが好きで、同じことをしていても違う結果に喜んだりへこんだり
料理以外の気分転換の場所でもあります。
皆さんがキッチンの計画を立てるときの参考になればと思い
タイプ別に説明をしながら楽しみながら探ってもらえると嬉しいです。
まず最初は
一列型の壁付キッチンです。
◯壁付けキッチンはダイニングからよく見えるので
引き出しの前板がなるべく整然と見える様にデザインします。
木目を生かした木のキッチンですから引き出しが良く見えた方が
嬉しいという声もありました。
食事の時はキッチンのほうを向いていると楽しそうに話してくれました。
テーブルがすぐ近くに配置されることが多く、
振り向いて,できた料理を置いたり 椅子に座ってテーブルを作業台として使ったり
歳を重ねた方にも向いていると思います。
私は壁付け型で育ったので対面式に憧れました(こっちのほうがおしゃれだと思っていた)が
若い方の中には逆に壁付け型が新鮮だという声も聞き驚きました。
〇部屋のスペースも節約できるので狭い空間にも向いています。
でもキッチンだけでは収納が不足するので
近くにパントリーなど大型の同意具や買い置きのための収納が必要になります。
パントリーは小さくても必ず計画に入れてほしいです。
隠せる場所があると見せる収納が生きてきます。
ロールブラインドでさっと隠せる棚だけでもとても有効です。
◯価格の面では背中や両サイドなど壁に付く場合が多く
見える部分が減るので安く抑えれます。
換気扇も一番安いタイプです。
◯使いやすさについて
引き出しは深すぎると使いにくいのですが
細かく分けると横のラインが揃わなくなるので、
引き出しの内側に内引き出しを作ることもあります。
カトラリーなど薄い引き出しに並んでいた方が良かったり
ラップなど薄い方がさっと取り出せますし。
キッチンは奥行きが深いので開戸をつけると
しゃがんで棚の奥を探すことになり、奥のものが取り出しにくくなるので
全て引き出しにすることが多いです。
正面に壁があるので棚や収納をつけることが多く
このキッチンでは取りやすい目線の位置に棚を付け 普段よく使うものを置いています。
戸をつける場合でもなるべく奥行きと高さを抑えるように 心がけます。
次はリフォームでの制作例です。
リビングの隣にキッチンスペースとして
独立しているので料理に集中できます。
又匂いもリビングやダイニングに広がりにくいです。
小さな窓からお気に入りの景色が見えると最高ですね。
海が見える窓やお気に入りの山を眺められるように配置された方もいました。
季節の移ろいや土手を歩く人など窓を通して日常の変化を感じられるのでしょうね。
次回は人気のアイランドタイプについてお話しいたします。